膝下くらいのゴミ屋敷の事例 | ゴミ屋敷の清掃、片付けはお任せください【横浜よろずカンパニー】

夜7時頃、お電話で緊急のお問い合せを頂戴しました。「明後日アパートを退去しなければならないので、スグに見積もりに来てほしいのですが・・」とのお話でした。
このようにゴミ屋敷の廃棄と清掃は急を要する場合が半数ちかくございます。ゆえに私共専門業者は、ゴミ屋敷清掃という特殊性や緊急性もあって夜間のお見積りも受け付けているわけです。

さて、お客様とお仕事帰りの時間を合わせてお見積りに上がりますと・・・ 横浜の丘の上に建つ1Kの古いアパートは、電気も止められていてお部屋の中は真っ暗です。それではとヘッドライトを装着してのお見積りです。ゴミ屋敷の場合、電気がきていてもゴミの中を分け入ってのお見積もりが必要になることもままありますので、ヘッドライトは全車両に装備してあります。

さて、この物件は老朽化の為、取り壊されるそうです。所謂退去による引越し整理なのですが、中にある家財は、ほとんどが、本や雑誌パソコン関連の備品、及び趣味の物や衣類、または通販でお求めになった製品が梱包されていた空きダンボールです。
もちろん机・キッチン用品や洗濯機・冷蔵庫・エアコン・パソコン等のリサイクル家電は廃棄対象品となります。男性の単身者によくあるゴミ屋敷です。 ようするにベッドや布団をのぞき、キッチンまでこのような物達が、散乱してひざ下くらいまで山積している状態です。

引越し整理と言いましても、お持ちになるものは普通乗用車につめる分量なので、引越し専門業者を頼む必要はないわけです。また、数点の家財の移動でしたら、お片付けと平行しての作業もできますので、ご遠慮無くご用命ください。このクラスのゴミ屋敷にお住まいのお客様の殆どがこのケースに当てはまります。

なぜ？このように切羽詰まってのお片付けが多いかと申しますと・・・ 仕事でお休みが取れないということもありますが、実際は「この程度なら自分で何とか片付けられそう！」と考えてしまうからです。
ただし、これをゴミ袋に入れていくとかさが増しますので、やってもやっても片付けが進んでいかず、ましてや片付けの不慣れな方が行うのでなおさらです。 そして、ゴミ袋10袋位に詰めた状況でのヘルプのお電話頂くことが多いのですが、その理由はこれだけゴミを袋詰したのにちっとも残ったゴミが減っていないことを、この時点で気付かされるからなのです。

そしてゴミ屋敷にお住まいの方は、礼儀正しく常識人で知的レベルの高い方が意外と多くいらっしゃいます。 ウェブ関連、技術者、ディレクター、管理職とうとう、中には高名な心理学者先生や発明家のお片付けも承ってきました。 我々凡人には、善悪の区別でさえ正確には答えがだせないわけで、この一般的にゴミと呼ばれるものも正確に分析すればゴミで無いかもしれないのです。 長年この仕事を生業としていますと、人の価値観とはそういうものと心得るようになりました。

さて、お片付けについてですが、症状が軽度のケースでは、ワンルームの場合、特別なケースをのぞいて、半日程度で終了します。今回は、2人工で約4時間。 車両は、取り壊しということもあって、玄関側と、窓側につけられ作業効率がアップしました。
写真のように本や雑誌類を散乱しているゴミの中から分別していきます。この作業は単調なようですが迅速に済ませるには熟練が必要となります。 要するに無意識のうちに手が動かなければ時間ばかりが経過してしまうからです。上手下手はあれ数年行っていればできるようになります。
このように、廃プラ・家電・ダンボール・衣類・金属類・木製品・等々細分化して分別をしながらパッキングを済ませてトラック積載して行きます。

最後の簡易清掃に入る前にお客様に連絡を入れ、ゴミ屋敷の清掃が終わった現場のご確認を頂き、プチゴミ屋敷の片付け作業は終了です。